キッチンカーで成功している人の特徴6選

キッチンカーで成功している人の特徴

キッチンカーの世界は厳しいと言われていますが、正しく集客・販促すれば十分に勝算はあります。

屋外での出店ができる柔軟性が感染症対策に有効であり、多くのイベンターがキッチンカーを利用したがっています。インバウンド観光客向けのニーズも高まっているため、将来も活躍の余地は十分にあります。

そして何より、キッチンカーは楽しい仕事です。働き方や働く場所が自由で、成果は自分の責任になります。雇われるよりも「やりがい」があるでしょう。

廃業率が高い中でも、成功して大きな収益を上げている人は存在します。絶対に成功する方法はないかもしれませんが、成功するキッチンカーの傾向や共通点があります。

この記事では、儲かるキッチンカーの特徴や成功のための行動について、私の経験から紹介します。開業前に必見の情報となっていますので、ぜひ活用してください。

料理がおいしい

キッチンカーを運営する上で絶対に重要なのは料理です。これは当然のことですね。

美味しくない料理では、後述するポイントも無駄になります。飲食店にとって基本中の基本で、美味しいメニューを提供することはキッチンカーにおいても最低条件です。

しかし、幸いにもこのポイントはGoogle検索やYOUTUBEによって検索→試行錯誤が可能なため、難易度が高いわけではありません。。

最近では「まずいハンバーガー店」や「まずいクレープ屋」などがほとんど存在しない傾向にあります。現代では誰もが美味しい料理の情報を手に入れることができる時代です。秘伝のレシピも共有され、誰でも本気を出せば美味しい料理を作ることが可能です。

そして、キッチンカーの最大の特徴は「移動」できることです。つまり、「砂漠でも水を売る」ことができるのです。通常は食事が難しい場所でも、キッチンカーなら美味しいメニューの提供が可能となり、非日常的な場所で食べる料理は、格別に美味しく感じられるものです。

屋外というスパイスが付与されるメリットを考え、安定的に美味しい料理を特別な場所で提供できることが、儲かるキッチンカーの最初の条件です。

広告看板に力をいれている

内装にこだわり費用をかけるオーナーはいますが、これが失敗の大きな原因です。内装はお客様からみえません。その結果予算が無く、手書きの安っぽい看板を作成して、集客できていないケースが本当に多くみられます。どんなに快適な社内を作り上げても、集客できなければ倒産してしまいます。成功して儲けているオーナーは必ず全員、【ロゴ】【デザイン】【看板】に力を注いで集客しています。

イベントなどで複数のキッチンカーが集まり、お客さんは初対面のキッチンカーばかりです。この競争の激しい状況で、キッチンカー同士がお客の注目を集めるためには、目を引く看板が必須です。

人は第一印象で食べたいかどうかを判断すると言われており、その中でも視覚からの情報が大きな影響を与えます。第一印象が良いと、お客を引きつけることができるでしょう。

成功しているキッチンカーは、常に「どうすれば第一印象で買ってもらえるか」を考え、看板に力を入れています。また、強風対策の看板を用意しているなど、環境に応じて最適な対策を講じている場合もあります。

初期投資として看板に費用をかけ、その結果として長蛇の列を作り出しているキッチンカーもよく見られます。

回転率が非常に高い

キッチンカーが最も収益を上げやすいのは、多くの人が集まるイベントです。

大規模な音楽フェスティバル、国際的なスポーツイベント、大型展示場などでの出店は、1日で何百万円もの売上が期待できる世界です。

このような大型イベントに出店できるキッチンカーは、儲かる可能性が高まります。出店には多くの食材を積み込め、内部が複数のスタッフで効率的に作業できることが求められます。回転率が非常に大切です。

儲かるキッチンカーは、たくさんの量を素早く処理できる体制を整えている傾向があります。

そもそもランチ・夕食の時間帯のに集中するため、作業効率&回転率を高めることは非常重要です。

人が多く集まるイベントでは、行列を作ることを避けましょう。待ち時間は来場者の不満を引き起こし、イベントの満足度低下につながりかねません。行列を迅速に処理できないキッチンカーは、イベント主催者の印象が悪くなり、次回以降の招待が減少する可能性もあります。

一度出店が可能になったイベントは次回以降顧客がリピートする確率も高まるため、イベントオーナーの印象が悪くならないよう心掛けましょう。

儲かるキッチンカーを目指すなら、大量の食材を積み込め、効率的な作業環境を整えることが不可欠です。

仕入れ先をしっかりと見定める

同じ商品でも、販売業者によって価格が異なります。原価を抑えるためには、数社に見積もりを依頼し、できるだけ低価格な仕入先を見つける必要があります。まとめて購入することで単価を下げるためには、交渉にも工夫が必要です。

キッチンカーでは、料理の原材料だけでなく、提供に必要な容器やスプーンなどの使い捨てアイテムも原価に寄与します。これらの消耗品については、注文前に少ない数量で試してみることをお勧めします。これにより、不要な廃棄を回避できます。

SNSマーケティング戦略を活用する

キッチンカーの売上向上のヒントの最後に紹介するのは、ウェブサイトや様々なソーシャルメディアを活用した宣伝活動です。キッチンカーは毎日異なる出店場所で活動します。一度来店してくれたり、興味を持ってくれた人たちに、再び足を運んでもらうためには、Instagram、Twitter、Facebookなどで常に最新の出店情報を発信しましょう。

各ソーシャルメディアは異なるユーザー層を抱えているので、できれば複数のSNSを利用することがおすすめです。InstagramとFacebookは同じ運営会社なので、最初に設定すればInstagramの投稿が自動的にFacebookにも共有されます。

投稿内容としては、日々の出店状況だけでなく、月初めに1か月の出店スケジュールをお知らせすれば、興味を持ってくれているファンにとっても便利です。毎日の更新は手間がかかりますが、SNSを通じてイベント主催者からの出店依頼が届くこともあるため、売上向上のためにも注力してください。

またWEBサイトを作成する事もブランディングの観点では、非常に有効です。ホームページは日々の情報発信よりも、キッチンカーの総合的な情報を提供する場として利用します。メニューの紹介や各月の出店予定だけでなく、事業への取り組みや想いなど、詳細な情報をまとめておくことで、信頼性も向上します。もちろん、出店依頼を受け付ける問い合わせフォームも設置しておくことをお忘れなく。現在、ホームページを保有しているキッチンカー事業者はまだ少ないため、ホームページを持つことで信頼度が向上し、他と差をつけることができます。

まとめ

キッチンカーはしっかりと準備を行い、看板・広告に力をいれれば成功の確率が非常に高くなります。せっかく資金をためて開業するのであれば、広告と集客をおろそかにしては、集客ができずに倒産してしまします。成功のケースを参考にしっかりとブランディングを行い、儲かる仕組みを作りましょう。